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富士宮市では、SDGs(エスディージーズ)の普及啓発や取り組みを推進しています。SDGsの Sは=Sustainable 意味は「ある資源を利用するときに、環境に悪い影響を与えず、使い尽くすことなく、継続的に利用できる」ということです。SDGsの観点から富士宮市が市の魚として外来種であるニジマスを制定したことに起因するニジマス騒動について考えてみました。
ニジマス×SDGs


客観的に語る事は難しいですが、それでも意識して客観的に、まずは世間の情勢から・・・・・

1 北海道では放流されたニジマスが繁殖しており、産卵がイワナよりも遅れて始まるため、ニジマスがイワナや他のサケ科魚類の産卵床を掘り返すことにより環境破壊が危惧されている。そのことから環境省では外来生物法(平成17年施行)で要注意外来生物に指定して、河川への放流には否定的な立場をとっている。北海道の他では富山県でも繁殖が確認されたという報告もある。佐賀県では移植が禁止されている。ニジマスは外来生物法に基づく飼養等の規制が課されるものでは無いが、生態系に悪影響を及ぼしうることから、利用に関わる個人や事業者等に対し、適切な取扱いについて理解と協力をお願いしている。要注意外来生物リストは平成27年3月に廃止され、同時に環境省と農林水産省が協同で、ニジマスを新たに産業管理外来種として指定した。

2 (公財)日本生態系協会は「ニジマスはサケ科の魚類の産卵床を掘り起こすなどの可能性があり、環境省が要注意外来生物に指定している」「教育現場でもニジマスなど外来種の放流はやめて駆除していこうと教えており、混乱を引き起こす」ということで、富士宮市が市の魚として制定することに反対の立場を表明した。(平成21年4月) 

3 市の魚として制定を計画していた富士宮市では、予想していなかった反対意見や抗議に対して困惑しつつも、特産品でもあるニジマスでヤキソバのような町おこしをしようと考えていた。市民にアンケートを行った結果、反対派は少数であったとの新聞報道がされた。そのうえで、市の魚としてニジマスを正式に制定した。(平成21年6月)一般市民の大多数はあまり興味が無く、ニジマス騒動の存在を知る人は少ない。

4 ニジマスの養殖を主導してきた水産庁(農林水産省)や静岡県水産技術研究所はメディアへを通して肯定的な意見を述べている。
 ・今までの調査では、放流されたニジマスが繁殖した例は本州では確認されていない
 ・現在、北海道の一部の地域での被害に限られ、全国的な問題に広がる恐れは低い
しかし、今後生態系や農林水産業に被害を及ぼす恐れも考えられるので、「これ以上の分布拡大をしない」ように、外来種被害予防三原則の「入れない、捨てない、拡げない」を守ることが必要とした行動計画を環境省とともに策定し、ニジマスを産業管理外来種として平成27年に指定、平成29年に管理指針を関係各所に通達した。

5 富士宮市非出資漁業協同組合が主催する「富士宮ますつり大会」は富士山本宮浅間大社の横にある神田川ふれあい広場とその脇を流れる神田川で毎年行われ、今年で第69回を迎える恒例行事となっている。その中で“育て鱒(マス)ター”と題して約1カ月間にわたり自宅で卵から育てたニジマスの稚魚を放流するイベントが行われている。平成29年度からは農林水産省からの産業管理外来種に関する管理指針の通達を受けて、個人での私的放流は禁止された。しかし、魚協が管理するなかで神田川への放流イベントは継続して実施されている。
ニジマス祭り

6 第三者的な外部(釣り人)の考えは、静岡県の場合、山奥の渓流には放流されておらず、その殆どが、交通の便の良い場所なので、放流されたニジマスはほぼ釣り切られてしまう。仮に越冬しても、繁殖できない品種(三倍体)なので、放流されたニジマスは自然消滅してしまい、状況を見ながら漁協が管理できると考えている。釣り人のエゴであることや自然環境への懸念は認識しつつも、ブラックバスとは導入目的や管理体制も違い、放流は許される範囲であるとの肯定的な声が現時点では多い。

以上が、世間の情勢だと思います。・・・・以下、完全に私見で、偏見もあります。

商店街の歩道に出ている看板や鉢植えを「違法である」として商店街の店主と争いをしている90歳を過ぎた「正論おじさん」が世間で話題となっています。本人は世のため人のためと正義感をもってやっています。その手の活動家が一番やっかいです。宗教もそうですが、原理主義に徹底すると、考えが過激になって世の中が上手くまわりません。そこがまず基本にあって、↑釣り人のような考え方が、多くの人に受け入れられる考えかただと思います。

「正論おじさん」的には、ニジマスは法律(外来生物法)の精神からして、違法とは言えませんが河川への放流はよろしくありません。市の魚として制定するのはOKですが、行政がアナウンスする場合や教育現場では、法令順守の立場から、「河川への放流はよろしくない」という路線を踏襲しなければなりません。学校教育の一環として放流イベントを行うのであれば↓このように教えなければ環境教育上問題です。(歴史文化教育とは別次元です。)

「環境を保護するために遺伝子操作(三倍体)を受精卵にしてあります。あなた達が育て放流した魚の子孫は、この川には戻ってきませんので安心してください。殆どが直ぐ死んでしまい、大きくなったとしても子供を作らずに、餌となる虫や他の魚も、現在の環境に対して問題にならないほどの少量だけ食べて皆死んでしまいます。」

親や先生達が誘導したいストーリーとだいぶ違ってくるので、困惑するでしょう。現在行われている事実上の神田川への放流は、前提として漁協の管理下にあるという「法律上の解釈」があります。純粋無垢な子供達から見れば法の精神に反する(違法とは厳密には言えませんが・・・)と思えることも、日本では解釈によって法律はどうにでもなるといった実例を実践することになります。どうせ開き直るんだったら自虐的にそう教えるのも良いかもよ(笑)

「富士宮ますつり大会」で行われる神田川へのニジマス放流は69年も続いており、既に「歴史文化」となっています。このニジマス騒動は「歴史文化(産業振興)」VS「自然環境」という構図でもあり、そもそも争点が違うので決着するためには行政が判断するしかありません。ニジマスを市の魚に選定したという事は極論を言えば「歴史文化(産業振興)を選択した」という行政の判断であったと個人的に解釈しています。しかし、今後も“ニジマスの放流”を続けていくのであれば、もっと世間の感情や情勢にも敏感に配慮すべきだと思いまけど、言い過ぎですかね?

by shibakin

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JRグループ旅客6社と自治体、地元の観光事業者等が共同で実施する大型観光誘客企画をデスティネーションキャンペーン(DC)と呼んでおり、日本全国の都道府県単位で順番に行われています。静岡県では昨年(2018年4月~6月)のプレ、今年(2019年4月~6月)の本番、来年(2020年4月~6月)のアフターを加えた3年間にわたり実施されます。富士宮市の富士山本宮浅間大社では静岡DCキャンペーンの一環として5月24日~6月2日の間(午後10時まで)夜間のライトアップが行われています。

2019年5月29日の夜は雨上がりでした。↓
本殿に向う参道
ライトアップされた参道
楼門には天皇陛下御即位のちょうちんが・・・・
ライトアップされた雨上がりの浅間大社
水溜りも夜は綺麗ですね。
雨の浅間大社
楼門前の石畳に溜まった水面に映る灯
水溜りに映る浅間大社楼門
楼門前の手水舎
手水舎
湧玉池に架かる橋
湧玉池の橋
湧玉池の歩道を歩く男女、大人の世界、良い感じ
夜道
「橋の下を沢山の水が流れていきました・・・・・・・・」 夜の神田川
夜の神田川

by shibakin

富士宮市では戦後の食糧難対策として約70年前から北米太平洋岸の河川が原産の外来種「にじます」の養殖が盛んに行われてきました。年間出荷量も全国の約6分の1にあたる約1300トンの全国一位を誇ります。富士山の湧水に恵まれた風土や食による街づくりを進める富士宮市では、市のイメージにもぴったりの魚であることから、富士宮やきそばに続く富士宮市ならではのブランド品として広くPRすることを目的に、平成21年6月、全国的にも珍しい「市の魚」として制定しました。

この「市の魚」の制定に対してクレームをつけたのが(公財)日本生態系協会(東京都豊島区)です。彼らの主張は「ニジマスはサケ科の魚類の産卵床を掘り起こすなどの可能性があり、環境省が要注意外来生物に指定している」「教育現場でもニジマスなど外来種の放流はやめて駆除していこうと教えており、混乱を引き起こす」ということでした。この論争に対し、市民へのアンケートを市が行った結果、制定反対派は少数であったとされています(毎日新聞の記事による)。

現在は毎年春に富士宮市非出資漁業協同組合が主催する「富士宮ますつり大会」のなかで「育て鱒ター稚魚放流」イベントが開催されており、事前に学校や市役所からニジマスの卵を受け取り孵化させた参加者が、浅間大社横を流れる神田川に稚魚を放流しています。

ニジマスのイラスト描いてみました。↓
ニジマスの特徴???鼻先が丸い、頬が赤い、胴は上から青、赤、黄色が薄く入っている。その程度しか発見できない・・・・・・・
ニジマスのイラスト

by shibakin